仮想化に向けてノートPCにいろいろなOSを入れてみたレポート
ノートPCを仮想化するにあたって最適な構成を模索するために、いろいろなOSを入れて試してみました。まだ成功はしていませんが、忘れないうちに途中経過を書いておきます。
いつものように雑レポです。
バリバリ追記します、たぶん。
構成
使用したノートPCは、富士通の「LIFEBOOK PH74/C」
http://www.fmworld.net/fmv/pcpm1101/ph_b/lineup/
- CPU - インテルR Core"! i3-2310M プロセッサー 2コア/4スレッド 2.10GHz
- メモリ - DDR3 8GB
- HDD - 500GBくらい
- GPU - IntelR HD Graphics 3000
チェックポイント
インストールの際、下記の観点でチェックしました。
- 無線LAN(wifi)へ接続できるか
- スリープ(サスペンド)できるか
- zfsが使用できるか
- GUIの使い勝手はどうか
レポート
Debian 7.5 (amd64)
- 無線LAN(wifi)接続可能
- 最小インストール後、LXDEを入れた
- スリープ(サスペンド)可能
- Xenのインストールに失敗。新しすぎてカーネル対応してない?
Debian 7.4 (amd64)
- 無線LAN(wifi)接続可能
- 最小インストール後、LXDEを入れた
- スリープ(サスペンド)可能
- Xenのインストールに成功
- Xenカーネルで起動すると、サスペンドからの復帰が上手くいかない(画面が真っ黒になる)
- zfs on linuxを入れてみたが問題は発生しなかった。
OpenSUSE-13.1 (x86_64)
- 最初からKDE環境。
- スリープ(サスペンド)可能
- Xenのインストールに成功
- Xenカーネルで起動すると、サスペンドからの復帰が上手くいかない(画面が真っ黒になる)
- YaSTよくわからなかった
CentOS 6.5 (x86_64)
- 最初からGNOME2環境。(minimal desktopでインストール)
- 無線LAN(wifi)接続可能
- スリープ(サスペンド)可能
- Xenのインストールに成功
- Xenカーネルで起動すると、サスペンドからの復帰が上手くいかない(画面が真っ黒になる)
- 標準でKVM環境を導入できる。
- virt-managerとvirshによる管理はかなり使いやすい。
- Windows7 32bit を準仮想化で入れてみたが遅い、グラフィック性能はよくなかった。
- Linux Mintを準仮想化で入れてみたが重い、グラフィック性能は良くなかった。
→ KVMのパフォーマンスが満足できないため断念
VMWare ESXi 5.5
- 対応していないってインストーラーに蹴られる
FreeBSD 10 (amd64)
- インストールオプションで、rootをzfsに指定可能!!
- うっかりブートローダーをGPTに入れてしまうとブートできなくなってしまうので注意。
- スリープ(サスペンド)可能
- 無線LAN(wifi)はwpa_supplicantを手動で設定することで接続可能
- 通信が安定せず、無線接続が繋がったり途切れたり遅くなったりする
- たまに繋がる、くらいの感じ
NetBSD 6.1.4 (amd64)
- スリープ(サスペンド)可能
- 無線LAN(wifi)接続できず
Oracle Solaris 11
- 標準でインストールすると、ファイルシステムがzfsになる!!
- インストールと起動に無茶苦茶時間がかかった
- テキストインストールでも遅いがGUIインストールにするとひどい
- GUI環境はGNOME2
- サスペンドからの復帰が上手くいかない(画面が真っ黒になる)
- ブートローダーがGPTに入ってしまい、ブートできない
- CDからブートローダーを起動すれば起動できる
- 仮想化機能はとても面白そう
Oracle Solaris 10
- 標準でインストールすると、ファイルシステムがzfsになる!!
- インストールと起動に無茶苦茶時間がかかった
- テキストインストールのみ。インストールは早い
- GUI環境はCDEとJDSを選択可能
- サスペンドからの復帰が上手くいかない(画面が真っ黒になる)
- どちらも画面がにじんだように見える
- ブートローダーはMBRに入る
・・・うまくいかないものです