今までWindowsのCドライブに256GBのSSDを使用していたが、容量が足りなくなってきた。 ちょうどプライムデーでSSDが安く買えたので、512GBのものに置き換えた。

これはそのときの手順の記録。

TL;DR

ディスクの移行自体はWindowsの標準機能である「システムイメージの作成」と復元だけで可能。
また、移行後にパーティションサイズを拡張するために、GPartedなどを使用する必要がある。(今回は「GParted Live CD」をUSBメモリに焼いたものを使った)

注意点

安全のため、復元作業の際は、移行後のディスク・WindowsImageBackupのあるドライブ・回復ドライブ以外のディスクは物理的に外しておきましょう。

手順のメモ

移行用データ(バックアップ)の作成

  1. コントロールパネル→「システムイメージの作成」を使って、Cドライブを含むシステムパーティションのバックアップを取得。これは移行に関係のないドライブに作成する。作成すると「WindowsImageBackup」ディレクトリが作成される。今回は外付けHDD上に作成した。
  2. コントロールパネル→「回復」→「回復ドライブの作成」(回復メディア作成ツールが起動する)を使って、回復メディアを作成。今回は余っていたUSBメモリ上に作成した。

復元の準備

  1. PCの電源を切る
  2. PCから、移行後のディスク・WindowsImageBackupのあるドライブ・回復ドライブ以外の全てのディスクを取り外す(移行前のディスクも外す)
  3. 電源をつけてマザーボードの設定を変更。ブートの優先度を変更し、USBドライブから起動するようにする。

復元作業

  1. PCをブートする。回復オプションが起動する。「オプションの選択」→「トラブルシューティング」→「イメージでシステムを回復」を選択する。
  2. 「利用可能なシステム イメージのうち最新のものを使用する」で、取得したバックアップが選択されていることを確認。次へ。
  3. 「ディスクをフォーマットしてパーティションに再分割する」→「ディスクの除外」で、移行後のディスクだけが表示されていることを確認。もしそれ以外のものが含まれていたら、フォーマットしたくないドライブにチェックを入れる。(ここがちょー危険)
  4. 次へを押して、復元するデータの内容が正しいことを確認。
  5. 「完了」を押すと、ディスクのフォーマットと復元が開始される。※「8.」で除外設定されていない全てのドライブがフォーマットされる(はず)
  6. 完了後、回復メディア(USBメモリ)を取り外してPC起動
  7. 「コンピューターの管理」→「記憶域」→「ディスクの管理」から、移行後のディスクの状態を確認。パーティションのサイズ・内容は移行前のものと同じになっており、後ろに未使用の領域が付いた状態になっている。

未使用領域を詰める作業

  1. 一旦PCを終了し、適当なLinuxのライブイメージからPCを起動する。今回は「GParted Live CD」をUSBメモリに焼いたものを使った。
  2. GPartedを起動し、移行後のディスクの「回復パーティション」を右端に移動して変更を適用。
  3. GPartedを再起動(今回はPC自体を再起動したけど、たぶんGPartedの再起動で十分)
  4. GPartedで、Cドライブを最大サイズまでリサイズして変更を適用。
  5. PCを終了してLinuxのライブイメージを取り外してPCを起動。

最終確認

  1. 「コンピューターの管理」→「記憶域」→「ディスクの管理」から、移行後のディスクの状態を確認。Cドライブが拡張されて未使用領域がなくなっていることを確認。

今回はこのあとブルースクリーンが発生してディスクの修復が実行されました(´·ω·`)
でも修復後はゴキゲンに稼働しています。