これは、コマンドプロンプト(cmd.exe) Advent Calendar 2015 - Qiitaの8日目の記事です。※Windows 10 Home 64bit 搭載のcmd.exeにて検証を行っています。
call /?
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バッチ プログラムを別のバッチ プログラムから呼び出します。
CALL [ドライブ:][パス]ファイル名 [バッチパラメーター]
バッチパラメーター バッチ プログラムで必要なコマンド ライン情報を指定します。
コマンド拡張機能を有効にすると、CALL は次のように変更されます:
CALL コマンドは、CALL のターゲットとしてラベルを受け付けるようになります。
構文は、次のとおりです:
CALL :ラベル 引数
指定された引数で新しいバッチ ファイル コンテキストが作成され、指定
されたラベルの次の文に制御が渡されます。バッチ スクリプト ファイルの
最後に 2 回到達することによって、2 回 "終了" する必要があります。
1 回目に最後に到達したときには、制御は CALL 文の次の行に返されます。
2 回目に、バッチ スクリプトが終了します。バッチ スクリプトから "戻る"
ための GOTO :EOF 拡張機能の説明については、GOTO /? と入力してください。
また、バッチ スクリプトの引数参照 (%0、%1 など) の展開は、次のように
変更されました:
%* バッチ スクリプト内では、すべての引数 (%1、%2、%3、%4、
%5 など) を参照します。
バッチ パラメーター (%n) の置換は拡張されました。次のオプション構文
を使うことができます:
%~1 - すべての引用句 (") を削除して、%1 を展開します。
%~f1 - %1 を完全修飾パス名に展開します。
%~d1 - %1 をドライブ文字だけに展開します。
%~p1 - %1 をパスだけに展開します。
%~n1 - %1 をファイル名だけに展開します。
%~x1 - %1 をファイル拡張子だけに展開します。
%~s1 - 展開されたパスは、短い名前だけを含みます。
%~a1 - %1 をファイル属性に展開します。
%~t1 - %1 をファイルの日付/時刻に展開します。
%~z1 - %1 をファイルのサイズに展開します。
%~$PATH:1 - PATH 環境変数に指定されているディレクトリを検索し、
最初に見つかった完全修飾名に %1 を展開します。
環境変数名が定義されていない場合、または
検索してもファイルが見つからなかった場合は、
この修飾子を指定すると空の文字列に展開されます。
修飾子を組み合わせて、複合結果を得ることもできます:
%~dp1 - %1 をドライブ文字とパスだけに展開します。
%~nx1 - %1 をファイル名と拡張子だけに展開します。
%~dp$PATH:1 - PATH 環境変数に指定されているディレクトリを
検索して %1 を探し、最初に見つかったファイル
のドライブ文字とパスだけに展開します。
%~ftza1 - %1 を DIR の出力行のように展開します。
上の例の %1 と PATH は、他の有効な値で置き換えることができ
ます。%~ 構文は有効な引数の数によって区切られます。%~ 修飾子
は %* と同時には使用できません。
```callコマンドは、別プログラムを起動する、もしくはラベルへジャンプする(gotoは飛びっぱなしで戻れないが、callは『exit /b』もしくは『goto :eof』で戻れる)ためのコマンドです。callでほかのBATファイルを起動した場合、UNIXでいうところの「source」コマンドのような挙動を取ります。環境変数は引き継がれ、終了しても保持されます。<br/>
<br/>
#### バッチパラメータの展開
さて、なぜかこのcall /?内に、バッチパラメータに関する重要なことが記載されています。
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また、バッチ スクリプトの引数参照 (%0、%1 など) の展開は、次のように
変更されました:
%* バッチ スクリプト内では、すべての引数 (%1、%2、%3、%4、
%5 など) を参照します。
バッチ パラメーター (%n) の置換は拡張されました。次のオプション構文
を使うことができます:
%~1 - すべての引用句 (") を削除して、%1 を展開します。
%~f1 - %1 を完全修飾パス名に展開します。
%~d1 - %1 をドライブ文字だけに展開します。
%~p1 - %1 をパスだけに展開します。
%~n1 - %1 をファイル名だけに展開します。
%~x1 - %1 をファイル拡張子だけに展開します。
%~s1 - 展開されたパスは、短い名前だけを含みます。
%~a1 - %1 をファイル属性に展開します。
%~t1 - %1 をファイルの日付/時刻に展開します。
%~z1 - %1 をファイルのサイズに展開します。
%~$PATH:1 - PATH 環境変数に指定されているディレクトリを検索し、
最初に見つかった完全修飾名に %1 を展開します。
環境変数名が定義されていない場合、または
検索してもファイルが見つからなかった場合は、
この修飾子を指定すると空の文字列に展開されます。
修飾子を組み合わせて、複合結果を得ることもできます:
%~dp1 - %1 をドライブ文字とパスだけに展開します。
%~nx1 - %1 をファイル名と拡張子だけに展開します。
%~dp$PATH:1 - PATH 環境変数に指定されているディレクトリを
検索して %1 を探し、最初に見つかったファイル
のドライブ文字とパスだけに展開します。
%~ftza1 - %1 を DIR の出力行のように展開します。
上の例の %1 と PATH は、他の有効な値で置き換えることができ
ます。%~ 構文は有効な引数の数によって区切られます。%~ 修飾子
は %* と同時には使用できません。
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以前紹介したforコマンドの「%変数」と同様、コマンドパラメータ(%1や%2など)も修飾子を使った展開が可能です。<br/>
forの時と同様の解説となりますが、以下のような感じです。<br/>
<br/>
<ul>
<li>「%~dp1」…絶対パスで、第一引数をフォルダまで展開</li>
<li>「%~n1」…第一引数を、拡張子を除くファイル名に展開</li>
</ul>当然ラベルへ飛んだ時の引数も展開できるので、いろいろ便利です。<br/>
いじょ!
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